機会があって、Wahoo Kicer Coreをしばらく使えることになったので、前から気になっていたお題、「パワーメーターの出力とスマートトレーナーが表示する出力はどれぐらい違うのか?」を検証してみることにした。
というのも、過去に一度、Zwiftレースに参加して見たことがあるんだけど、平坦レースなのにソッコー千切れて終わった。
「きっと、スマートトレーナー勢の方が高めにパワーが出て有利に違いない!」なんて思ったりして、その真偽の程を確かめてみたいなと。ちなみに出たレースはCクラス。曲がりなりにもJBCF E1走ってるし、下のクラスでしかも平坦コースでソッコーち千切れるってどないやねん。とw
で、実際に検証してみたので、そのまとめをブログ記事に書いてみた。
検証環境について
今回の検証環境は下記の通り。
項目 | スマートトレーナー | パワーメーター |
---|---|---|
メーター | Wahoo Kicker Core | Stages Power G2 |
計測方式 | スマートトレーナー計測 | 左クランク計測 |
ヘッドユニット | Wahoo Element Roam | Garmin Edge520 |
検証方法は、Stages Powerを装着したバイクをWahoo Kicker Coreにセットし、GarminとElement Roamを同時にスタートボタンを押して、メニューをこなす。って感じで。
検証結果
2回、検証した。(もっとやれよって話なんだけど、室内練ってなかなかやる気にならない・・・。←)
1回目:SST 20分
まず1回目は、オーソドックスにSSTを20分。結果は3%程度、Kickerの方が数値が高い。期待した(?)程の差は出ず。
メニュー | 時間 | Stages Power | Wahoo Kicker Core | 差 |
---|---|---|---|---|
全体 | 41分 | AP131w | AP135w | +3.1% |
SST | 20分 | AP179w | AP185w | +3.4% |
2回目:クリスクロスインターバル 10分×2本
そして2回目。今度はクリスクロスインターバル。内容としては、2分SST走→30秒VO2Max走を連続で4回繰り返す。ちなみに自分の場合、ローラーで出せる数値が低い(10%〜15%)ので、Stagesの数値を見ながら強度は調整してメニューをこなした。
結果、10%程、Wahooの方が高い数値。
メニュー | 時間 | Stages Power | Wahoo Kicker Core | 差 |
---|---|---|---|---|
全体 | 35分 | AP141w | 154w | +9.2% |
クリスクロス1本目 | 10分 | AP191w | AP208w | +8.9% |
クリスクロス2本目 | 10分 | AP188w | AP207w | +10.1% |
まとめ。
データが少ない感はあるものの、自分の場合は概ね、Wahoo Kickerの方がStages Powerよりも高く出る傾向だった。ちなみに、そもそもStagesがパイオニアよりかなり低く出る。なんて話もよく聞くので、パイオニアと比べると大差ないのかもしれない。(だれかパイオニア貸してw)
ただ、数値の再現性はありそうだから、KickerはKickerの基準FTPを設定して使えば、なんの問題も無いんじゃないだろうか。
Kickerの方が20%ぐらい高かったら、「Zwiftレースでお話にならないのはメーターのせいだ!」って声を大にして言えたのに。残念。←
Zwiftに関しては結論として、自分のフィジカルがただただ弱いだけって事で良さそう。あと、ローラー台でパワーを出すペダリングが出来てないのかな。そもそも実走よりだいぶ数位が低いし。出来なくて良いけど。
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