2019年のサイクルモード前に発表され、サイクルモードで試乗して気になってたグロータックの新しい3本ローラー、GT-Roller T1。
訳あって買うことにした。と言うのも、
家族の安眠を守るために。仕方なく。家族のための正当な出費だこれは。
というわけで、2012年から約8年連れ添ったエリートのパラボリックローラーとお別れし、発売されたばかりのGT Roller T1を購入。3週間ほど使ったので、今日はそのインプレでございます。

GROWTAC GT ROLLER T1
4本ローラーやハイブリッドローラーでおなじみのグロータックが新たにリリースした、3本ローラー。スマートローラーが大流行な昨今、「いまさら3本ローラー?は?」って感じなんだろうけど、個人的には待ってました!!と。
以下、メーカーサイトから引用した紹介文。
3本ローラーの決定版!GT-Roller T1
「安全・静か・幅広いトレーニング可能」と、従来の3本ローラーの欠点を解消しつつ、高剛性・低振動設計による「超上質な乗り心地の良さ」を実現しました。
宗教上の理由(?)で、ローラー台を買い替えるなら次も3本ローラー。って決めてた。
Zwiftは別にやりたいとも思わないし、固定ローラーってやっぱり、実走とは全くの別物な気がするし。自転車セットするのめんどくさいし。←
※追記。Zwifterになりましたw→食わず嫌いだったZwiftに1ヶ月課金してみた結果。【アンチZwiftからのZwifter】 – はるそめロードバイク日記
で、買い替えるなら、「静音性」は必須条件。あと、低強度からTABATA含む高強度インターバルまで全部3本ローラーでやるから、「負荷」も重要。その点、安心と信頼のグロータックならきっと大丈夫でしょう。と。
しかも、意外に安い。定価で税込61,000円。ヤフーショッピングでプレミアム会員特典+PayPayモールのキャンペーン等々を組み合わせると20%近いキャッシュバックが返ってくるから、実質5万円弱で買える。
そして着弾。
ポチってから数日、着弾。

ほぼバラバラの状態で届くので、自分で組み立てないといけない。そして意外とやる事多くて、30分ぐらいかかったかな。ただ、ちゃんとマニュアルも付属しててかつ、そんなに難しい作業でもない感じ。
数週間乗ってみた感想。
ローラー台が届いて約3週間。20回以上乗っただろうか。主に、朝のテンポ走強度での練習、夜の30秒インターバルで使ってたんだけど、、、
マジで買ってよかった!!!!
今まで、心の底からローラー台が嫌いで、晴れてたらほぼ確実に外行ってたんだけど、このローラー台が来てからはローラー練がメインに。それぐらい、このローラー台良い。
以下、その理由をツラツラ書いていく。
めちゃくちゃ静か。
まず乗り始めてビックリしたのが、その静かさ。
これまで、エリートの3本ローラーで早朝嫁氏が寝てる時間にローラー練すると、ほぼ毎回気付かれてたんだけど、GTローラーT1にしてからは一度も気付かれてない。

ただ、エリートの3本ローラーを使ってた頃に買った、グロータック製のブルカットっていう防振ゴムを下にかませた場合と噛ませなかった場合で、あきらかに前者の方が伝わる振動が少なかった。ので、無くても十分な気がするけど、万全を期すならブルカットも併用する方が良いかもしれない。
この静かさ(音量・振動共に)のおかげで、朝5時半からでも気兼ねなくローラーができるようになった。新しいローラー台のおかげで、練習効率が格段にアップ。
以下、参考までにどの程度の音量か、動画撮ったのでアップ。(伝わるかわかんないけど。)メニューはMAPテストで、ラスト1分は平均APが320wぐらい。


というわけで、静音性と防振性は素晴らしい。Wahoo Kickerと比べても大差ないぐらい。というか、チェーンや変速の音、喘ぎ声()の方が大きい。
快適すぎる乗り心地。
静音性に加えて特筆すべきは快適性。
3本ローラーなんてどれ乗っても乗り心地に大差無いでしょ。って思ってたんだけど、このローラーに乗って考えを改めた。
回転がとにかくスムーズ。エリートの安物みたいにガタガタしない。(エリート使ってる当時はガタガタするなんて思ってなかったけど。)
きっと、ローラーの精度が良いんだろうなぁ。あと、ローラー自体が重いのも、効いてるのかも。
負荷装置も悪くない。負荷最大で400w程度+ケイデンス90rpm程度で踏むと、ギア比が50-14〜15ぐらいになる。TOPギアまで使い切れば、フロント50Tでも600wぐらいまでは耐えられるんじゃないかなってぐらいの負荷。
負荷のかかり方も、Wahoo Kicker程じゃないけど自然で踏みやすい。タイヤドライブ式の固定ローラーみたいに、「グワンッグワンッ」って不自然な負荷のかかり方にはならない。高強度インバーバルも全然やれる。
ただし、重くてかさばる。
唯一の欠点は、持ち運びがほぼできないであろう点。一応折りたためるとはいえ、普通の3本ローラーに比べてローラーの幅が広いし、フレームも太いし、かなり重いし、レース会場に持って行くのはほぼ無理なんじゃないかなと。ローラー乗るたびにセットするような運用してる人にも辛い気がする。
自分の場合はアップ用にミノウラのアップローラーを車に積みっぱなしにしてるから良いんだけど。
まとめ。GT-Roller T1でトレーニングはどうなったのか。
ローラーに乗る頻度がめちゃくちゃ増えた。
今まではローラー台で練習するなんて、2週間に1回あるかどうかってレベルだったんだけど、このローラー台を買ってから3週間で、20回以上。ローラー練が苦じゃなくなった。(練習そのものの辛さは当然変わらないけど、ローラー台で練習することで生じるストレスがほぼゼロに。)
なんだかんだ、実走よりローラーの方が効率よく狙ったゾーンに入れられるから、効率が良い。それに、固定ローラーよりは、”実走につながらない変なクセ”はつきにくいはず。(たまに、Zwift速いけど実際のレースはめちゃめちゃ遅い人いるじゃない?失格になったZwiftナショナルチャンピオンとか←)
というわけで、3本ローラー派の皆様にはかなりお勧めのローラー台でございます。買ってよかったマジで。
【追記】3ヶ月経過&スマートローラー化したので追記。
このインプレ記事を書いてから3ヶ月。その間にCOVID-19パンデミックが発生し、自粛生活が始まり、Zwiftを契約し、どっぷりハマり、そしてスマートローラー化したので追記。
3ヶ月経った現在でも、GT-Roller T1買って本当に良かった!と思てる。スマートローラー化によって、より一層インドアトレーニングが楽しくなった。
以下、スマートローラー化の記事。

ただ、スマートローラー化する事によって不満ポイントも見えてた。というのも、スマートローラー化によって負荷レベルが上がり、タイヤとローラーの摩擦でキュルキュル音が発生するようになった。また、最大負荷に近くと、タイヤドライブ式固定ローラーのような、グワングワンって感じのローラーっぽい負荷のかかり方が目立つようになってきた。
まぁ、3本ローラーにWahoo KICKRのような自然な負荷のかかり方を求めるのはちょっと酷かなと思ったり。
とはいえ、めちゃめちゃ満足!
あと、書いてなかったダンシングいついて。
意外と、このローラーでもダンシングができる。お尻が痺れてきたときに休むダンシングしたり、ちょっと加速したい時の踏み始めダンシングしたり。
体感的に、負荷レベルがあまり高くない状態での300w程度のダンシングなら可能。ある程度ならバイクを左右に振る事もできる。
ただし、負荷装置の負荷が最大レベル付近だと無理。タイヤのグリップ?が負けてローラーから発車しそうになる。
あと、金属部分が結構錆びやすい。特に、フロントタイヤ側についてる脱輪防止ローラー。
CRCやラスペネで定期的にメンテした方が良さげ。

コメント
コメント一覧 (3件)
こちら大変参考になりました、ありがとうございました。
もし宜しければ教えて頂きたいのですが、ローラーで練習をされた際にタイヤが摩耗するという話を見聞きした事があるのですが、実際はいかがでしょうか?ローラー用に別のホイールに変えた方が良いのでしょうか?
>にわかライダーさま
エリートの3本ローラーを使っていたころは、ローラー下にタイヤの削りカスが大量に落ちてたんですが、グロータックにしてからはほぼ削れず。です。
タイヤに関しては、普通のクリンチャータイヤならそのまま使って問題ないかと思います。チューブラーは僕の貼り方が悪いのか、どうしても振動が出るので使わないようにしています。
ありがとうございました。私も買いたくなってきました。。