今年の初めに購入し、インドアトレーニングのお供に使っていたグロータック社製の3本ローラー、GTローラー T1。
スマートローラー化するための別売りキット(GT-ePower-T & GT-eBox)が存在することは知っていたものの、「別に、Zwift内の斜度に合わせて負荷変わらなくても良くね?その分踏めば良いだけだし。」なんて思ってた。
なんだけど、メガネ外してローラーすると、斜度の表示が見えないという、Zwiftレース中では致命的とも言える状況が発生し、、、購入を決意。あと、なんか楽しそうだし。
どうせ、COVID-19自粛で当分外に練習行けないし、レースも無いから遠征費浮くし、「買っちゃえ〜〜〜!!!」と。この理論で既にたくさんの諭吉と今生の別れを繰り返したわけだけど。
ってことで、GT-ePower-Tのインプレ的な記事でございます。ちなみに、GT-Roller T1そのもののインプレ記事は下記。
スマートローラーの定義とGT-ePower-T。
GROWTACのサイトにはこう書かれてある。
スマートトレーナーとは、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどを接続することが可能なローラー台のことで、負荷を電子制御したり、トレーニングメニューを再生したり、バーチャルライドアプリ(ZWIFT等)を楽しむことが出来ます。
平たく言うと、Zwiftと繋いで、Zwift内のコースやワークアウトメニューに合わせてローラーの負荷を上げたり下げたり勝手にやってくれるのがスマートローラー!と認識してる。
んで、普通の3本ローラーであるGT-Roller T1をスマートローラー化してくれるアタッチメントがGT-ePower-T。こいつを使えば、Zwiftから出力された勾配情報に合わせて、負荷装置の負荷が自動的に切り替わる。めっちゃスマート。マジでスマート。
後付けで普通のローラー台を賢くする(スマートローラー化できる)製品を出してるのってグロータックぐらいだと思うんだけど、最初は普通のローラー台としてスモールスタートしつつ、物足りなくなったらアタッチメントを買ってスマートローラー化できるのはとても良いところよね。
アタッチメントの価格がローラー台ぐらいするけど!
とはいえ、ローラー台とアタッチメントを合計しても、安めのスマートローラーと同じぐらいの価格だから、手を出しやすい。なんていうか、なかなか良いビジネスモデル!←
接続環境。iPad Pro + Stages Power + GT-ePower-T + Wahoo TICKR。
さて、使用感を書く前に我が家の接続環境について。
先に使っているものを書くと、下記機器を利用してる。
- Zwift基盤:iPad Pro 10.5inch
- パワーメーター:Stages Power G2
- 心拍計:Wahoo TICKR
- ローラー台:GT-Roller T1 + GT-ePower-T←New!!
というわけで、Zwifting中、iPadに対して3台の機器がBluetoothで接続している状態。さらに、Stages PowerとGT-ePower間はANT+で接続。
ちなみに、GT-ePowerには、ANT+Sensor接続という機能があって、ANT+でパワーメーターと接続し、そのパワーデータを利用できる。さらに、ANT+Sensor機能で取得したパワー数値をBluetoothでZwiftに飛ばすことができる。
ただ、テストした際はたまたまそうなったのかもしれないけれど、GT-ePowerを経由してパワーデータをZwiftに飛ばすと、稀に、データ転送ラグが発生することがあった。
って事で、下記のようなイメージで各機器を接続して利用中。
GTローラーT1をスマートローラー化するために買ったもの
今回、GTローラーT1をスマートローラー化するために買ったものは下記。合計44,000円。Growtacの公式サイトからでも買える。(注文した翌日に届いた!)
ていうか、Amazonより公式サイトの方が安い??とりあえず、最低限この2点が必要。あと、必要に応じて電源タップ。
Growtac GT-eBox:9,350円
自分が使っている、3本ローラータイプのT1だけでなく、ハイブリットタイプのF3.2や4本ローラータイプのQ1.1など、Growtac製のローラーをスマートローラー化するのに必ず必要な中継機。
Growtac GT-ePower-T:34,650円
T1をスマートローラー化するための電子負荷装置。
スマートローラー化したGT-Roller T1でZwiftやってみた感想。
スマートローラー化して約1週間が経過。その使用感やら感想やらを書いてみる。ちなみに先に結論を書くと、めっちゃ楽しい!さっさとスマートローラー化しとけば良かった!です。
Zwiftがより楽しく快適に。
スマートローラー化する前は、Zwift画面右上の見辛いコースプロフィールと斜度表示を見ながら、登りに入ったらギアを重くして踏む。って動作をやってた。メガネ付けてない時は目を細めて少し身を乗り出しつつ。
対してスマートローラー化以降は、ローラーの負荷が重くなったらその分踏めば良いだけだから、すごい楽。あと、Zwiftの表示が悪いのか、GTローラーの制御が悪いのかわからないけど、登りが始まる直前の0%区間から負荷が強くなる。
結果的に、周囲のプレイヤーから遅れる事なく、というかむしろ、自然と集団の流れに乗れてるから、正しい動きなんだろうとは思う。もしかすると、実は斜度の表示が切り替わる前から登りが始まっていて、斜度の数値が変わってから踏んでも遅いんじゃないか疑惑があるのかも。知らんけど。
とりあえず、スマートローラーなら、重くなったらその分踏めば良いだけなので、すごい快適。あと、登り区間がちょっと楽しくなった。
負荷装置の負荷が強くなった。
GTローラーT1をスマートローラー化した付随効果として、負荷装置そのものの負荷レベルが上がった。
今まで、200w程度のテンポ走強度で走る場合は、負荷装置の負荷を最大にしつつ、フロント50T×リア19〜21Tぐらいでトレーニングしてたんだけど、GT-ePower-Tを使うと、28Tとかになる。純粋に磁石の1人強度が増して、負荷がキツくなったのかな??
そのおかげで、負荷レベルの幅が増えてとても楽しくはなったんだけど、タイヤが負荷に負けて?キュルキュル音が発生するようになった。
Vittoriaのローラー台用タイヤに変えて、空気圧のパターンもいくつか試してみたものの、多少良くはなったけど完全には消えず。
ローラーの乗り始めとか負荷が低い時は鳴らないものの。たぶん、ローラーが熱持つとダメなんだろうな・・・。あ、もしかして、サーキュレーターで冷やせば改善するかも・・・??
パワーメーターの代わりになるのか?
という点に関しては、現在検証中。
GT-ePowerは、GT-Powerというパワー数値を算出してBluetoothやANT+で外部に飛ばすことができる。あまり正確じゃないって前評判があったものの、「案外正確で、パワーメーターの代わりになったりして。」なんて淡い期待を抱いてる。
買ってすぐは、「めっちゃ正確!!」ってツイートしてたりしたんだけど、それは、”Stages Powerの数値”と、”Stages Powerの数値を中継したGT-Powerの数値”比べてたらしい。そりゃ正確ですわね。と。(ちなみに、グロータックの中の人のTwitterアカウント、ぐろぐろ君に教えてもらいました。)
パワー数値比較については、データが貯まったら追記予定。
以下、”2 By 2″という、Zwiftの30分ワークアウトをやった際のパワーデータ比較を参考までに載せとく。
※2020年5月9日追記。検証した。結果は下記記事。
Zwiftにスマートローラー機能は必要か?
必須じゃないけどあった方が楽しい!
あと、Ziwftレースの坂で千切れる頻度は少し減るんじゃないかと。逆に、登りのタイムアタックとかは、スマートローラーじゃない方が出しやすいかもしれない。
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